弌矢コード

挿絵に負けたくないです。

君がここにいてくれたなら

君がここにいてくれたなら。
僕と君は友人だったから。
ドラム缶を叩いて踊り狂っていたし、
上空へ叫び声を上げて、
怒鳴られてさえ止めなかったから。

君が今ここにいてくれたなら。
友人である君を思い出している。
潤みもしない瞳で、
演じていた素晴らしい音楽たちと共に、
君を思い出している。

僕らはハードコアでいてプログレッシヴな、
あの音楽たちの批判していた内容のように、
本当になってしまったのか?
見当たらないのだ、
あの痛みある震えた青空は今、どこにある。

君がここにいてくれたらいい。
僕らは枯れた丸太のようになってしまったか。
音も鳴らない枯れ木に?
まだあの樹木のある公園もあった。
すべて風に吹かれて燃えてしまったか。

遅れてしまったか。
手遅れなのか。
取り返しがつかなくなったのか。
思い込みなのか。
思い込むがゆえ、本当になってしまうのか。

道が燃えている。
よく見ると、足跡が炎を上げている。
過去へ向けてかかとが、
つづら折りに続いている。
それを僕は目で辿っている。
その先に若い僕らはいて、
竜巻く色彩のなかで、いつまでも踊っている。

生きている意味が分からなかったあの日々が、
いちばん価値があったろう。
今、もしも君が僕のとなりにいてくれたなら。
今を耐えるためにも、
今君がそばにいてくれたらいい。