弌矢コード

挿絵に負けたくないです。

雑記

つぶやき

いま、数百枚くらいのものを書いているのですが、描写が全く書けず筆が進む様子を見せません。千手観音だったらなあ・・・・・・ と空想してみて自分で苦笑してみたところで、 唐突ですが、何かを懸命に作ったのに批判されたとき、 「だったら、あんたが作ってみろ…

フライヤー

前略夏フェスの季節でもありますね。踊り狂う人々盆踊りの如し、はつらつと綺羅びやかで頼もしい限りです。などと申し上げては誹りを受けかねるので付け加えるに、盆踊りもぼくは大好きです。参加せずに傍観するが好みです。なぜ盆踊りはくるくる廻るかご存…

余暇

退屈だな? 君が退屈なひとに成り果てているから。つくれとはいわない。せめてその退屈を、抱きしめてしまえ、こちらから。どんな心地がするだろう?聴かせてください。 退屈だった心地を、振り子のように、だんだん振幅を増殖させていって、それがマックス…

今朝はいま

最後の今朝だ、と叫んで寝床から起きた。朝が弱いから、叫ばないと起きられない。明くる日も明くる日も今朝なんてまっぴらだ。テレビモニタは絶対につけない。今朝を無理やり始めさせようとするから。 昨日の夕刊を眺めやる。気に喰わぬあいつらを蹴り上げる…

由無いシェルター

イースの地下神殿のICが微かに聴こえている。ふたりは三階の遮光されたシェルターにいる。エアコンの温度を下げてくれと兄がいったので、妹はリモコンのボタンを押した。大小のモニタのレトロ感漂う映像の数々に囲われて、ふたりはいる。命令した母親にとっ…

夜に

ラジオの音がして寝椅子から身をもたげると、日付が変わっている。DJは不在で、印象派が流れている。眠っているあいだ、亡き王女のための行列舞踊に附き合わされていた。この起き抜けの今夜に似つかわしくない音楽の様な気がして、首をひねる。夜色の窓に乏…

ネオンカラーとチャカシ

コカレロでハイになるかよ。音でないとな。 ガチガチに冷やした玉露だっていいんだぜ。音があればな。 パーティ大好き人だけれども、渦巻く音たちと踊るんだ。 人当たりは悪くないと思うよ?廻りのダンスたちともとけあうよ? 飛び跳ねて飛び跳ねて、を、繰…

A

北に住むAはバズという言葉に反感がある。Aは朝からバッズを焚きまくって、粒子状のベールを幾重もかけていく。HARDCOREな音楽と紫のけむり漂う部屋に出現したのは、長いお別れ。 Aはかけがえのない友人を失くした。エンドルフィンのオーバードーズによるも…

レコードの針

一週間のはじまりにわたしとあなたにいうべきことがあるスランプについて 飲めお茶でもいいからレコードを回転させよ 語りはそれからだ 堂々巡りをやめよ円を描くな螺旋であれずれながら上昇せよ そうありたいのだが 東の夜空はこうだ西の夜空はどうだ 身に…

夜の美術館

世間は休日で、母の日だそうで、私たちには縁がないが、そう悪くない日なのだろう。私は私の誕生日よりも、クリスマスが好きだ。何の感謝もない日のなかで一番好きだ。十二月の末、結婚が理由で、仕事も兼ねてヨーロッパへ旅をしたとき、フラ・アンジェリコ…

美しい週末

美しい週末が訪れる。あたしは幼馴染みの恋人と、フェスティバルに行く。気候は上々、海外航路は初めてだ。 ニーナ・クラヴィッツの演奏を間近でみるのだ。今夜、眠れそうにないから、お風呂に入って、寝酒にイェーガーマイスターを煽り、ニーナ・クラヴィッ…

明日のまえから上機嫌

チョコレートをかじりながら芝生を裸足でふんで、あたしは上機嫌だ。初夏の日差しと浮雲のとけあう下を、その心地のまま歩くと、海が見えてきた。湾岸遠くの光芒の下をタンク船が横切っていく。造船会社の作業服を着た人たちの入り交じるこの上機嫌な光景を…

ヴァリアント 2  女だけの判決  f.kに  

白昼の洒落た住宅街にある公園で、ガーベラを一輪摘み胸に飾り、彼はまた一つ犯罪者となって、ベンチに腰掛けた。幼女達の声を聴きながら、緑の涼しさにまどろみ出した彼は淫夢を見てビクンと面を起こすと人妻が戯れている。夢の延長にある彼は人妻の数を数…

上下

いつものように一作業終えかけた私は、朝なのに麗らかな午後にいる。通勤電車が街の高みを進んでいくのが窓から見渡せる。箱の中に孕まれた寝不足、乗り込んでいる友人は疲れ果てているそうな。そうタイムラインで一報を受けた。今朝の友人達は疲れている。…

立ち働く

いやいや働いている人も、そうでない人も働いていく。宇宙人がきて、侵略しようとするとき、すべての職種の人の出番がやってくる。宇宙人「魚で勝負」魚屋さん「呼んだかい?」宇宙人「交通整理で勝負」警備員さん「呼びました?」宇宙人「男を酒で接待勝負…

本当のことを言おうか  恥、謝罪ならばそのうちいつか

本当のことを言おうか 私はその途上だからと 私の妻は未だなく 私のクラウドは人妻だらけだ 本当のことを言おうか のうたりんのふりをしているが 私は呆け始めている 私は生かされていて未だ生きていないでいる あなたのテーブルの上の岩塩に夕焼け落ち透け…

PUNK LEMON  三つのスタンザ

日が暮れるまで公園で、レモンであいつとキャッチボールしたぜ。剛速球での投合いだ。破裂したほうが負けというルール。バシリと鳴って、素手がしびれる。なんたって時速100キロ以下は許されないからな。レモンは結構固いんだ。とんがり部分が当たると悲鳴あ…

「オレの転機」

ややもすれば お言葉ですが 突然来やしない じわりとくる 多謝 感動を求めて皆いずこなにゆえ じわりくる 温かいカフェオレ #わたしの転機 Sponsored by イーアイデム

レクイエムのレクイエム MorePleasure!

お酒を飲んで書くのははじめてですし、最後かも知れない。 イイヤツが戻ってきたことを再確認したので、つい朝から、あおりました。 イイヤツ? 何を理解って? イイジャナイ! 勘のほうが的を得ることだってある。 その意味において、 アイツイイヤツ違いな…

ヴァリアント 1

現れた。青に溶け込む緑が。仄かに色づく空間をKがたゆたう。複数の薄くゆれる影により、灯りの方向性が一定でないことがわかる。影の手前に浮かぶ透明色のKが玉響に指を動かす。指先から波打っていく。アルカイックスマイルの面立ちを崩さないのは、この空…

timeline

眠れない眠れない眠りたくない。眠ったらすべて終わる気がして。と、ラジオ体操で治ってしまうほどの弱音をはいていま。アイツ恋シヤ寒空シミテ、アチラコチラニ連絡オクルかけがえのない人、今朝が身にこたえて、粗悪なニッカの琥珀をあおる。瓶のなかの色…

青空駐車場

「言い残すことはないか」 「あるわ」 「言えよ」 「うん、冥土の土産に教えてあげる」 「死ぬのはおまえだよ?」 「だってあんたも死ぬでしょいつか」 「あげる、ってなんだ? 上から目線だな」 「じゃあ、教える」 「じゃあ、は余計だ」 「早く撃ちなさい…

上の空

シンガポールのスコール、太陽から雨が降ってくるというのはほんとうだ。 磨かれた高層ビルの谷間を人々が、身をかがめ悲鳴を上げてばらけていく。 陽の光は微動だにしない。止んだかと思うと、街の谷間へと水鉄砲が落下する。 店の屋根も壊す。もう悲鳴すら…

ときめくまえに。

地球の焦げる匂いがするの。セックスの最中、私がそういうと、恋人は首を傾けた。またかい? それとも最終戦争のお話かい?確かに私はマリファナアレルギー性鼻炎だし、量産型破滅系女子だけれども。するの、地球の焦げる匂いが。バッドか・・・・・・死にたがって…

サヨナラ先生

先生に会ったのは、崖っぷちでだった。崖っぷちの私に、サヨナラ、と先生が言った。それが口癖だと知るほどの仲になってから後、先生は理系と訊かされた。先生は難しいことを口にしない。サヨナラだけが口癖だ。待ち合わせの場所での挨拶がサヨナラ。別れる…

去年全裸で街なかで

去年の夏、高級レストランの回転ドアを出て、陽炎まとう街なかを歩き出したとき、不良グループに身ぐるみをはがされたのだった。シャネルのサングラスが悪びれて見えたのかな。ウブロの時計のせいかな。コールタールの滲む路上、堂々と、彼らは、私を生まれ…